「ぜ………」
神崎がカウントダウンの終わりを告げようとする。
「あぁ!もぉっ!!やるから!!」
カウントダウンが止まった。
「何を?」
分かりきった顔で、神崎はわざとアタシに聞いてくる。
ほんっとSなんだからっ!
「メイド!メイドよ、メーイードっ!!」
「へぇ、嫌なんじゃなかったの?美恩ちゃん?」
首を横に傾げて可愛く問い掛けて来る神崎。
「嫌だけど………でもっ!女子から嫌われるのはもっと嫌だもんっ!!」
この言葉を聞いた神崎は、今まで見たことの無いような、満面の笑みを浮かべて、
「契約成立♪」
そう言い放った。
