きぃはしばらく
そのまま固まっていたけど、
頭をポンポンして
そっと私を離した。
そしてそっと私の頬に触れて、
「何で泣くの..??」
と苦しそうな声で
私に尋ねた。
私は心臓が
止まるくらい驚いた。
バレませんようにと
声を押し殺していたのに、
暗闇で見えないはずなのに
なんで、わかったの..???
私は
混乱する頭で
とにかく泣きやまなくてはと
考えるのに、
体は素直で
今まで我慢していた分まで
泣きじゃくってしまった。
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