でも、なぜかそう考えてしまう。


なんで……?


もしかして……。


あたし、陸の事………、


――コンコン


ノックの音がする。


いきなりでビックリした。


でも、陸はまだキスを止めてくれない。


「ちょっ!陸!!!」


あたしは無理矢理に唇を離した。


「なんだよ……。」


「誰かが部屋のドア叩いたよ?」