ご主人様の魔法




ん?


待てよ……。


陸の部屋って、ここ?


「もしかして、あたしの隣の部屋なの?」

「当たり前だろ?何、そんなに嬉しいの?」


そう言って笑う陸。


「ありえないから!!!」

「それから、ここのドアはお前の部屋に通じてる。」


笑いながらドアを指差す陸。


「絶対、入って来ないで!!!」

「陸!!!てめぇ、蘭ちゃんの部屋覗いたりすんじゃねぇぞ!!!」

「はいはい。」