あたしはビックリして門から手を外してしまった。 「わぁっ!!!」 絶対痛い!!! ――ドサッ 「………あれ?痛くない……。」 地面に落ちたかと思ったら、あたしは誰かに支えられていた。 見たことがない人で顔が綺麗でかっこよくてつい見とれてしまった。 カ、カッコイイ………。 まだ夢の中にいるの……? でも、次の言葉であたしは現実に引き戻された。 「お前、重いな。」 ――カチン!!! 「なっ!」