ご主人様の魔法


やっと出口に出れて、ホッとしたのか涙が出てきた。

「蘭、もしかしてお化け屋敷苦手だったの!?」

そう言ってあたしの背中をさすってくれる美野里。

「…うん。黙っててごめんなさい……。」

せっかく楽しむために来たのに……。

「でも、気づかなかったあたしも悪いわ。さぁ、これから楽しも☆」

「うん♪ありがとう。」

あたし達は気を取り直して、たくさんのアトラクションで遊んだ。

そして、いよいよ………