ご主人様の魔法


「早く行こう♪」

あたしは陸の手を引いて、ずんずん歩いて行った。

「ちょっと待てよ。」

「待てない♪」

だって、美野里達はもう先に歩いて行っている。

入口でチケットを見せて、ようやく中に♪

「どれから乗る??」

「観覧車♪」

やっぱり、遊園地と言ったら観覧車でしょ♪

「まだ早いわよ、蘭……。」

「えっ?そうかな…。」