「そのレポートは、君が持っているのかな。恵理夜」 「いいえ叔父様。でも、誰が持っているのかは知っています」 「ほう、教えてくれるかな」 恵理夜は皆を見回した。 「私達以外の、ここに座る全員、です」 シラヤナギが瞠目する。