「えっ・・・!?」


「俺は男で兄ちゃんなのにさ、妹よりも劣ってて、でも妹はなんでも要領良くこなして・・・」


“そんな自分が嫌だった”


私は光がそう言ってるように思えた。


「頑張ってるのに・・・!頑張ってるのに、妹にはいくら頑張っても追いつけなくて・・・そんな何でも簡単に出来る妹が凄く、凄く妬ましかった。」


「・・・光。」


同じ人間として生まれたのに、どうしてこうもヒトは平等でないのだろう。


こんなの不公平過ぎる。