渋々、藤原君は頷いた。

その時には、仲谷先生は高原先生の所に行って生徒達の相手をしていた。

私と話しているのに一切、目を見てくれる事は無かった。

ずっと、高原先生のいる方に目を向けていた。

私は、それに対して気付かない振りをした。

きっと聞きたくないものが返ってくると思ったから。


ねぇ、私が入る隙はある?



●…end……?……●