「あいつ言ってた。
仕事は大変だし、同僚の先生ともうまくいかないしストレスだらくだって。
でも唯一、華月だけが癒しだって。
俺がもしいなくなったら
華月がちゃんと生きていけるように頼むって。」
私は声をあげて泣いた。
少なくとも隼人は私といて幸せだった。
隼人は私のことを心配してくれて、最後まで優しい人だった。
私は隼人のためにも生きなければならないと思ったんだ。
強く生きるから
隼人…
ずっと見守っててね?
「じゃあ、俺仕事残ってるから帰るよ。
はやく退院して学校こいよ」
先生は私の頭を撫で、
優しく微笑んだ。
「先生…
ありがとうございます。」
私は泣きながら先生の優しさに感謝した。
