家から学校へは歩いて30分という道のりだ。 校門に入り学校に着くと真っ先に保健室へと向かった。 華月はいわゆる保健室登校をしている。 入学してからずっと保健室に世話になりっぱなしである。 保健室は玄関の近くにあり、足早に保健室へいきドアを開けた。 『ガラッ』 「先生おはよー。」 華月は机で仕事をしている先生に声をかけた。 「華月か。はよ。」 この保健医は東堂智(トウドウサトシ)。 保健室通いの華月には友達と言っていいほどの友達はいなく、 唯一信頼できるのがこの東堂なのだ。