でもそんなこと気にしていられない。 どこにも行くあてなどないのに走った。 そのうち無理がたたって胸が苦しくなりめまいがして 道路に座り込んでしまった。 「いっそこのまま死んじゃえたらいいのに。」 自分で言ったくせに悲しくなって涙がでた。 アスファルトにはいくつもの涙の跡ができた。 そのときふと頭上から声がした。 「君、大丈夫!? 具合でも悪いのか?」