なにも気づかない華月は 「大丈夫? 顔赤いけど、もしかして熱ある?」 心配になって響の顔をのぞきこもうとした。 しかしそれは響によって阻止された。 「な…なっ…なんでもないから気にしないで!」 そう言いながら顔の前でブンブンと手を振った。 華月は不思議そうに首をかしげた。