そしてまた憂鬱な朝が訪れた。 華月は昨日ご飯も食べずに寝てしまったためか、 いつもより早く起きた。 ベッドからはい出てドアをそっと開けた。 家族はまだ寝ているようだ。 「まだ早いけど学校行こ。 東堂先生きてるかな…?」 できるだけ家にいたくなかったためいつもより早く学校へと向かうことにした。 静かに支度をし、 家族を起こさないようにゆっくりと玄関のドアを閉めた。