いまの姉は今まで見たことがないくらいに怒っていた。 「あっ…あの… ただ送ってもらっただけだよ」 華月は声を震わせながら言った。 震える手をおさえるかのようにベッドのシーツをぎゅっと握りしめながら。 こんなに久しぶりに姉に会って、 しかも怒鳴られるなんて… 華月は怖かった。 姉が恐ろしいのだ。 姉を可愛がるあの両親ならば、 姉の一声でなんでもするだろう。 そんな姉を華月は怒らせてしまったことが恐かった。 しかしなぜ響のことでこんなにおこるのか華月にはわからなかった。