学校から出るとまだ残っている生徒がたくさんいた。


すれ違う生徒みんなが新田響を振り返る。


響は顔も校内一のイケメンで頭も性格も良く、有名だ。


その響がこれまた美人な華月と歩いているので思わず振り返ってしまうのだ。


そんなことを知るはずもない華月はすれ違う度に振り返る生徒を不思議に思っていた。



(なんでみんな見てるんだろ?

新田くんかっこいいからかな?)