「奥村さんいますか??」 東堂が何か言おうとしたとき、新田響が入ってきた。 呼ばれた華月は驚いて返事をできずにいた。 「新田… どうした?」 東堂も華月を呼んだことに驚きながらも声をかけた。 すると響は華月に気づいたようで 「あ、奥村さん! さっき奥村さん体調悪そうだったから送って行こうかなぁって思ったんですけど…。」 (さっき会ったばかりなのに体調悪いって気づいてたんだ…) 華月は響を見ながら親切なんだなと思った。