あたしの部屋 *短編







それから私はいつもと違う気持ちで仕事をこなした





キィ


『マスター!!



ひさしぶりーーー!!』




「いらっしゃい、"サクラ"」



こういうときに慣れているお客は楽だ。



『マスター…






なんかあった?』




"サクラ"でも気付くほど、私は変らしい。









「別に




今日はどうするの?」




『…うーーん。
今日はいつも以上に気合い入れて!!』







「わかった」







そうしてコテでいつも以上にしっかりやっていると





『マスターぁ 私頼りないけど



たまには聞くよぉ?』





かわいらしく言ってくれたけど

このことは口にも出したくはない…