毎日同じように過ぎてゆく
それがたまらなくうれしいの





だってあたしの居場所でしょ?





ここが、BLACK があたしの居場所なの。






(キィ)
『マスター!
聞いてよ聞いてよー
また怒られたんだけどっ
あたし何にも悪くなーい!』




「"サクラ"いらっしゃい」





この子は"サクラ"
別に本名じゃない、ただ源氏名がそうなだけ。










「今日は?セットでいい?」





『汗かいたからシャンプーつけてっ』





「あいよ」





『んでねーっ…・』






"サクラ"はどうも
また彼氏にキャバについて
怒られたらしい…







「はいっ終わったよ、
次あっちいって。」





『んもーマスター聞いてるのぉ?』





「聞いてる聞いてる」









ふと時計を見ると
次のお客が来る時間







(キィ)
『マスター!!!』







ほら、こいつは早いんだよ。







『ぜんぜん色決まんねぇ』





「後でね」





『…あいよ』








そういうと
こいつ"ユウト"は
雑誌の置いてあるとこに行って
好きな雑誌を手に取り
角に設置してあるベッドに
あくびをしながら寝転がった








*