力を入れて、起き上がる。 相手を睨み、壁に寄りかかる。 「‥さっさと……その趣味の悪い覆面外せば?どうせ私の事逃がす気ないんでしょ?」 だったら臆病風に吹かれてないで外せ、 私がそう言うと 覆面の人物はカメラを止めた。 「正体でもわかった……?」 「わかる訳ないじゃない。だって貴方……」 私のストーカーじゃないもの。