ズキズキとあちこち痛む身体 ハー、ハー、と乱れる息を必死に整える。 「やっぱり……」 ボソリと呟く。 「何だっ!?」 先程、近くに来た時に香った香り、 これはー‥ 「香水ー‥」 しかもこの香りは…… 「フフ……」 自嘲気味に笑った私。 「何を笑っているっ!?」 合成音声に現れたノイズ 動揺している事が伺える。