工場の辺りを聞き込みしてみたが目撃情報はなかった。 ヴーヴー 携帯の着信 桐谷だ。 『照合終わりました!!都内にある工場です!住所は……』 住所を聞く。 「わかった」 『栗塚さん!?単独で動くのは危険……』 電話を切り、桐谷の言葉を塞ぐ 俺は車を走らせた。 応援を待ってる暇なんかない。 頼む、夏梨名ちゃん! ‥無事でいてくれ!!