駆け引き×スクープ3~Red Devil 赤い悪魔~






ーバシィッ、バキッ…




「………っ!!」




椅子から落ちる




そのまま私を殴り蹴り、ビデオにその姿が見えるように、、、




髪を引っ張られカメラの前で腫れた顔を映す。




そしてまた私を数分殴ると、ストーカーはビデオカメラを持って出て行ってしまった。




「‥イッ、…たぁ‥」




力を入れて起き上がる。



腹に痛みがする。




「骨、折れちゃったかなぁ……」




ぺっ、と吐きだせば血の混じった唾液




「ぁ゛ーー‥」




壁に頭をついて窓を見る



窓の景色は暗い




漆黒の闇に、白い月明かりだけがここを照らす




私って‥本当バカ




自分の身は自分で守るとかタンカ切っといてこのザマかよ…




っつーか、どうにかしてこっから出られるようにしないと……




次にあのストーカーが来た時に逃げ出すか?




いや、リスクが高い……



だったら誰かに知らせる方がいいか……




だが携帯もない。
多分部屋にあるんだろうなー‥




栗塚さんが家に帰れば気づいてくれるだろう。




情けない。




結局こうなったのも自分の落ち度だ。




「っんとに……バカだなぁ……」




独り言に発した言葉は闇に溶けて消えていった……