あなたの言葉が心に沁みてくる。

「優華…俺を助けてくれて…命を分けてくれてありがとう。」

あなたは確かにあたしの傍で生きていてくれる。

ほら、この腕の中はこんなにも温かくて安心できる。

あなたに抱かれると何もかも忘れて意識が真っ白になってしまうの。

何だかフワフワして立っているのもやっとになってきたみたい。

愛していると何度でも囁いてくれるあなたの声が、何処か遠くに聞こえる気がする。

意識がどんどん夢の中に引き込まれていく…。

お願いこれが夢だなんて言わないで…。

どうか目が覚めた時も孝宏が傍にいますように…。

フワフワした感覚があたしの意識をどんどん包んでいく。


あたしはそのまま…

幸せな夢の中に引き込まれていった。


三つ目のペナルティがどうなったのか…


その後は覚えていない。



++ イヴの誓い Fin ++