あの日から3日

孝宏はまだ目覚めない。

多量の出血は孝宏を死の渕まで追いやった。

一命は取り止めたものの意識はまだ戻らない。

蒼白な顔で眠る孝宏

握った手はただただ冷たくて

硬く閉じられた瞳が開くことは無くて

色を失った唇は微笑を忘れたように硬く閉じられている。