胸がギュッと締め付けられて痛い。
まだ、踊り終えたばかりの体は息が乱れて、肩が上下するほど呼吸が荒い。
胸の痛みと呼吸を整えるため、衣装を脱ぐ前に風にあたろうと楽屋とは反対側の廊下に出た。
壁に寄りかかるようにして、深呼吸を繰り返す。
ふと、階段を上がってくる足音に気付き、その方向を何気なく振り返った。
廊下の先の階段に立っている人影を見て、心臓が止まりそうになった。
ドキ…ン
胸の痛みが増す。鷲掴みにされたようにギュッと痛くなる。
息が苦しくて、そこに立っている人を直視する事が出来ない。
「優華、すごかったな。俺…鳥肌が立ったぞ。」
ニッコリと微笑みながら歩いてくる孝宏先輩を直視するのが怖い。
先輩はゆっくりと階段を上り確実に私との距離を詰めてくる。
思わず後ずさりして、先輩との距離をおいてしまう。
「…優華?」
先輩の声が合図のようにビクッと反応した。
まだ、踊り終えたばかりの体は息が乱れて、肩が上下するほど呼吸が荒い。
胸の痛みと呼吸を整えるため、衣装を脱ぐ前に風にあたろうと楽屋とは反対側の廊下に出た。
壁に寄りかかるようにして、深呼吸を繰り返す。
ふと、階段を上がってくる足音に気付き、その方向を何気なく振り返った。
廊下の先の階段に立っている人影を見て、心臓が止まりそうになった。
ドキ…ン
胸の痛みが増す。鷲掴みにされたようにギュッと痛くなる。
息が苦しくて、そこに立っている人を直視する事が出来ない。
「優華、すごかったな。俺…鳥肌が立ったぞ。」
ニッコリと微笑みながら歩いてくる孝宏先輩を直視するのが怖い。
先輩はゆっくりと階段を上り確実に私との距離を詰めてくる。
思わず後ずさりして、先輩との距離をおいてしまう。
「…優華?」
先輩の声が合図のようにビクッと反応した。



