「あ」

「なにー?なしたの?」

「あーいや、見て。サイトにはきてんの」

「うわ、出たこのパターン………メールくらいしてやりゃいいのに」

「ほんとさー」



沙綾は私の味方をしてくれる。だからと言って、自分の意思はちゃんとある。だから好き。



「でもさー唯那がメールして返ってこないってことは、なんかあったんじゃない?」

「なんかってなに?」

「んー………例えば故障した………とか?」

「ないでしょ。運悪すぎ!」

「わかんないじゃーん♪蓮斗くんは絶対唯那のこと好きなんだからっ!」

「どうだかねー」

「私が言うんだから間違いないしっ!」



蓮斗は携帯を持っていなく、パソコンからの絡みだけ。

私がメールを送って2ヶ月くらい。サイトにはきてるのに、メールは一切なし。