「好きだよ?」
言ってから照れる自分が恥ずかしくて
カッコ悪いなって思って、
なんでそんな事聞くんだろうって、
そんなの春花をわざわざ送りに来たり抱きしめたりしてる時点で察して貰えないんだろうか
と少し心の中で文句を言った。
「総長って忙しい?」
「まぁ、多少」
「だよね、ごめんね」
そう言って背を向ける春花の手首を掴む。
「明日来るから」
やっぱり"総長"っていう責任がある以上、女にかまけて一日中遊ぶ訳にはいかない。
寂しがる春花を愛しいって、
コイツを好きなんだって実感してる場合でもないことに気付く。
「じゃあな」
「バイバイ」


