本当はなにひとつ知らない。 なにも分からない。 いや、ひとつしか知らない。 これしか知らない。 春花が性格からなにから可愛いってこと。 そして俺は気が付けば春花のことを考えてる。 本当は分かってる。 本当は気付いてる。 「俺、春花が好きみてぇ」 目の前の春花は純粋美少女にも病弱にも見えない。可愛いというより、ひたすら綺麗。 見かけは俺がよく見る女達に似てる。 だけど、違う。 中身は限りなく純粋で、影で泣いてて、優しくて、誰より馬鹿な、春花なんだ。