「だって、見ちゃったんだ。死にたくなくて、普通に生きたくて、泣く奴。マジで、俺はバカだなぁって思った」
「礼、恋してる?」
「はぁ?俺は仲間意外は愛さねぇの」
いつのまにか何時も通りになった美葉。
やっぱり美葉は俺にとって最高の仲間なんだ。
「ハハハ、じゃ美葉のこと愛してんの?」
「当たりまえじゃん」
「アハハ、ゴホンッゴホンッっ」
血を吐く美葉を見てそろそろ病院に連れていった方がいいと思った。
「美葉、立てるか?」
「うっさい、一人で立てる。言ったじゃん、仲間は仲間でもこれだけは譲らない。てめぇの後始末はてめぇでする。美葉帰る。バイバイ、礼」


