真っ白になった頭では七日間の出来事が繰り返しドラマの早送りのように流れていた。

他人事のように俺は俺、礼と春花のエピソードを見つめていた。

ぼうっと霞んだ目には何も移らない、けれど頭には春花の笑顔が繰り返し、繰り返し流れていた。