Black loves 〜最強総長の彼女〜



「春花が可愛いから」

顔を赤らめて俯く春花。

ドクン

「礼、あたしはね?純粋で可愛いコなんかじゃないんだよ?」

「なんで?」

「言ったでしょ、あたし風俗嬢やってたんだ…」

あれは本当だったんだ。

「そんなの、知らねぇよ。俺はただ春花が可愛いだけだから。7日だけでも彼氏になれるんなら俺は嬉しいよ?」

意外だけど、他の女より可愛いことには変わりないし、俺にはそんなのは関係なかった。

「…ありがとう」

寂しい顔をして俯きながら少し笑う春花。

心臓はなぜかドクンドクンいっていて、俺の耳につけたたくさんのピアスも、剃りこんだ髪もすべて、春花には不似合いだった。