「ん…ん…」 苦しいキスは、甘いんだ。 甘さにまけて溶けてなくなっちゃいそうに甘い。 「わっ、ちょっとまって」 いつの間にか服を脱がそうとしてる礼の手を上から握る。 「なんか今日は、ずっとこうやって、抱きしめてて欲しい…かも」 なんか気持ちが落ち着かないのは きっともうすぐ死ぬせい。 「無理」 即答。 「え、ちょっと、ねぇってばぁ…んん」 口に舌が入ってくる。 「お願いっ」 「……はぁ、わかった。いいけどこっち向かないで」 「はぁ?ヒドっ」