「どんな奴にどれくらいの奴に愛されてるかって重要じゃねぇだろ。大事なのは、てめぇの好きな奴に愛されてるかどうかなんだよ、きっと」 「……そうなのかな」 「あたしは愛されるかなんてのは重要じゃなくて、多分その先なんじゃないかな?…愛し合うのが、大事なんだよ。…………愛し、愛されて死ねるのは幸せ者」 「ふ……ごめんなさいっ」 泣き崩れる春花に俺がかける言葉なんてなかった。 俺は愛されることを重荷に思ってたし 昔から俺は無責任だったから。