俺はといえば
この頃からホストのバイトを始めた。
中学生だし、いくら大人びていても年齢を偽るには限度があるから
裏方をやって、金を稼いでいた。
美葉は必ず、月曜日に店に来る。
だから俺は美葉に会う為に月曜日にはバイトをいれた。
「美葉さん、彼氏いるじゃん」
「そんなの知ってる」
「……美葉さんのどこがそんなに好き?」
俺は少し、戸惑った。
顔とスタイルがいい人が好きだった。
でも沙菜の顔とスタイルは隠れて芸能事務所に所属してるんじゃないかと思うくらい完璧だ。
俺のタイプにも合っていて
少し派手なくらいの文句なしの女の子だ。


