「藍…」 イマイチちゃんとしない頭が冴えたのは春斗の表情を見てからだ。 複雑な悲しい瞳で、語るのは藍への想いだけのように見えた。 藍と剣二と合流して、舎弟達、配下と、大群になって、バンッという音と共に春斗と再開した俺らは今この場に立っている。 春斗の隣には、普通に綺麗な女がカクテルを飲んでいた。 「春斗、頑張って」 春斗好みの奴だと思った。 でも春斗が愛してるのは、きっとまだ藍だ。 この女に愛情を注いでいるのも分かるけど きっと春斗は藍の為にこの戦争を起こした。