天に還る予定のある彼女を
余命のある彼女を
何故、こんなにも
好きになってしまったんだろう?
春花。
そんな名前を呼ぶたびに
心臓が熱くなるのは
俺が恋してるから。
「春花」
「…ら…らぃぃ。あたし、べつに礼があたしを受け止めてくれないって思ってるんじゃない。ただね?あたし、礼が居たら、この世に未練できちゃうから。生きたいって願っちゃうから、さよならできないから…だから」
「いいじゃん。それで。頑張れば生きられるかもしんねぇよ?」
「そんな簡単に…」
「俺もなぁ、暴走族入ったばっかりのころは、弱ぇ奴だったぜ?」
「それとこれとは」
「でも、仲間がいて、仲間を愛してたから。守りたいから、強くなれた」
「でも」
「春花。病気と闘う気にはならねぇか?」


