Black loves 〜最強総長の彼女〜




「最上階の閣僚病棟だ」

「やっぱり、まだ生きてんだな」

「あぁ、もっともあと七日だけど」

もしも俺達に

未来があったら

もしも俺達に

これからがあったら

どうなっているだろうか?

"もしも"の世界は

簡単で

でもその"もしも"が手に入ることなんか

あるわけなくて

俺は現実のこれからを

受け止めるのに

ひたすら走った。