Black loves 〜最強総長の彼女〜




「春花?」

「俺のこと、嫌いか?」

少し、分かった気がした。
たまに挑発的な目をする意味。

たまに怪訝な顔をする意味。

どこかでまだ、男を軽蔑し、拒否してる。

「好き。礼は、馬鹿だから」

「なにそれ」

「なんていうのかな。あの、元カレは、礼に似てたの。ホストしながら暴走族、してた。大好きだったの。どんなに殴られても、それって束縛されるほど愛されてるの。おかしいかもしれないけど、やっぱり憎めないの。だけど、気付いたの。これは、愛じゃない、ただの当て付けだって。だって彼、誠也が話ししにきた時ついてきた、誠也の女、抱いてた。そんなの、やっぱり違うんだよ」