好きだと言って。



あの中年男を駅員さんに突き出してからも
ずっと泣いてるあたしの事を気にして
心はずっといてくれた。


「まったく美優は。たまたま俺が同じ電車だったからよかったものの、可愛いんだから気をつけろ?」

「う、ん」


いつもみたいに冗談っぽく言ってくれたけど
あたしは昨日みたいに言い返す力もなくてしょんぼりしてた。

「……今日は学校バックレよ?」

「…え、でもっ…」

「いいから、いいからっ!!こんな時はゲーセンいこぜぇぇ!!」

心はバカだったけど少し元気がでた。

「……オーーーッッ」


そしてあたしたちは学校をサボってゲーセンに行った。