「ねぇ。」 「はい。」 改札に着いたところで わたしは有磨に話しかける。 「楽しい? こんなことして。」 「え?」 一瞬ビックリしたけど すぐに元の表情に戻って 「楽しいっていうか‥ 何て言うか‥。」 と口を濁す。 「昼も食べれないのに?」 「あ、バレちゃってましたか?」