「先輩、明日も迎えに行きますね。」


駅に付いて先輩に言う。
でもいつものように
振り向きもせずに
改札を通り抜ける。


あの長い髪に
この言葉をかけるのは
一体何度目だろう‥?


駅にいる人は
俺の片想いなのかって
思ってるだろうな。



くっそ‥
なかなか手強いな
葉月先輩。