「なかじま・・・くん・・・」 名前をよんでも 彼は来るはずないのに。 夕日で伸びる自分の影を 意味もなく見つめて 悲しさを紛らわす。 それでもやっぱ フラッシュバックするのは カノジョと楽しそうに話している 中島君の姿だった。 がまんしても がまんしても ナミダは止まってくれなくて。 そばのベンチに座って 親友にメールを打つ。