でもあたしにはもう
そんなこと関係ない



はや歩きで
校門を抜けた。



それは少しの
カナシミを隠すため、
なんて。





「はぁ…」


少し歩いて
近くの公園のベンチに座った。




すると……





「遠山さん…」




「…………!!」




あの人の声だった……