「あっ、もうこんな時間か‥」 腕時計を見ながら 有磨が悲しそうな 表情をする。 「駅まで送ります。」 「別にいいわよ。」 有磨の両手には わたしの服やアクセサリーの 袋が沢山。 「いえ。せいぜい駅までは 送りたいんで。」 「あっそ。」 そういって有磨は 駅までわたしを 送ってくれた。