セ「遊びたいよ!でも、薬草ならまだこんなに・・・ってシューちゃん?」

 セルトゥが振り返るともうそこにはシュイターンの姿はなかった。

シュ「セルごめんね。今日は薬草取りに行くわけじゃないの。」

 今日は月に一度の村の会議の日だ。

シュ「・・・鬼である私をあいつらはどうしようとしてるのか、今日こそは会議中に話すかもしれない!」

 村の人々が集まる集会場の役割をしている村長の家。もう村人達は集まって話し合いは始まっていた。

村長「では、今月の予算はこれでよいな。」

村人A「・・・村長、次は例の話について話し合おうじゃないか。いつまでもこの事を放置しておくのは・・・。」

村人B「それもそうだ、村長シュイターンをどうするおつもりなんです?」

村長「・・・。」

村人達「村長!!」

村長「・・・あれは人の手には負えん・・・。」

村人D「・・・子供のうちに殺してしまえばいいんじゃないか?」

シュ「!?」

村人E「そうだ!子供のうちなら魔力も弱いはずだ。村長!!」

村長「・・・。」