「はぁーい。………、あ、沙耶っ!」 「あ、亜実…」 やばい、智毅来てんじゃん!!! 「ね、愛いる?」 「うん。なるとかと勉強やってるみたいだけど、大丈夫。呼んでくるからリビングで待ってて?」 「わかった。」 沙耶がリビングに入ったのを見て、子機を使って愛と連絡を取る。 「亜実?」 「やばいっ、」 「え?」 「沙耶が今来たっ!!!」 そう伝えて、あたしは子機から耳を離した。