「んじゃ~俺こっちだし!」

ゆうやは道を指さした

「のばらも~」

ゆうやとのばらは、
帰って行った。

「おつかれ~」

「俺も、なづな送ってくわ」

「ありがと~」

二人も、帰っていった。

「あ、あたし、こっちだから!」

あたしは、自分の道を指さした

「まじか、送るよ」

「え?」

リュウジは、あたしの手をひいた


ドキ・・・。

「ありがと・・・」

暖かいなぁ・・・。


ほとんど・・・会話のない道のり。

何話せばいいんだろ・・・。


そして家についてしまった。

「あたし、ここだから・・」

「あ、そっか」

「うん・・。送ってくれてありがと」

「おう。んじゃ俺あっちだから」

「え?」

来た道を指さすリュウジ。

「帰り道一緒じゃなかったの?」

「おう。まあ気にすんなよ」

リュウジは頭をポンって
してくれた。


「ありがと・・・リュウジ・・・」

「ん。また明日な」


リュウジはそう言って
来た道を帰っていった