保健室の窓から見えるのは、碧く澄み切った空。


「新しい保健の先生が来るんだって
 しかも、男の先生だって」


 ベッドに横になっている私の耳に入った声。


 保健の先生が新しく来るなんて聞いてないよ。


 そう思ったのと同時に保健室のドアが開く音がした。